【博多久松2019年新春おせち特集】

2018年05月04日

柏餅

5月5日の「こどもの日」で思いつく食べ物というと「柏餅」です。


柏餅.png


丸いお餅を柏の葉で包んだ和菓子ですが、お店で売っている柏餅を見ると、葉っぱの種類が2種類あることに気付きます。


 “緑色の葉っぱ” と “茶色の葉っぱ” です。


この2つの違いは何でしょうか?


もちろん、元は緑色だったものが店頭に並んでいるうちに変色して茶色になったわけではありません。

家の近所のスーパーでは、緑色の葉のものはこしあん、茶色の葉のものはつぶあんと使い分けていますから、はじめから2種類の色が存在していることになります。


実は、2種類の葉が存在する理由は、“柏餅の歴史” と深く関係しています。


柏餅が誕生したのは、江戸時代と言われています。


柏の葉は、枯れても次の芽が出てくるまで木についたまま落ちないという特徴があります。

つまり、“家系が途絶えることがない” といったような意味合いから、柏餅が食べられるようになったのだと言われているのです。


そして、当時(江戸時代)の柏餅は、すべて緑色の葉に包まれていました。





それが、明治時代になると、茶色の葉に包まれるようになります。





これは、暦が「旧暦」から「新暦」に変わったことに関係しています。


旧暦の5月5日は、新暦で言うと6月上旬です。

つまり、6月まで待たないと、今まで使っていたような緑色の大きな葉は手に入らないのです。


そこで、仕方なしに前の年に収穫しておいた柏の葉を使うことになったのですが、保存中に茶色に変色してしまったというわけです。


現在では、技術が発達して柏の葉を緑色のまま保存することができるようになり、2種類の(葉の)柏餅を食べることができるのです。




posted by ozeki at 23:26 | 日本の行事